今あなたが食べたい物と食べられる物は同じですか?食べる楽しみ・幸せをもう一度実感してください
歯を失った場合、その欠損を補う方法として義歯(入れ歯)・ブリッジ・インプラント治療があります。
その中でも最もポピュラーな治療法は、ブリッジと入れ歯です。
しかし、高齢化社会を迎え、患者様から「入れ歯が合わない」「咬むと痛い」「入れ歯が落ちる」など、入れ歯に関する相談を多く聞くようになりました。
良い入れ歯は、正確な診査と設計、そして技工技術が大切です。当院では診査結果を基に、永年にわたる知識と経験を活かした痛くない入れ歯、噛める入れ歯を提供し、快適な生活を過すためのお手伝いをいたします。
部分義歯の構造
右が義歯(下顎用部分義歯)の構造図ですが、歯が抜けてしまいブリッジが適応できない場合には、部分床義歯による治療になります。
保険治療の場合には金属のクラスプが付いたタイプの部分床義歯しかありませんが、保険外治療の場合には様々なタイプのものがあります。
また、骨の状態によりインプラント治療が可能となる場合もありますので、診査結果で最適な治療法を提案いたします。
義歯(入れ歯)治療のながれ
◆ 診査/診断
患者様りご要望などをお聞きした上で、細かい検査等を行います。
現在のお口の中の状態やレントゲン撮影などから診断し、適切な診療計画を考えます。
◆ お口の型取り(印象採得)~咬合採得
お口の型取りを行い、上下顎の石膏模型(スタディモデル)を作成します。
正しいあごの高さ・位置などを計測し、自然な咬み合せや正しい位置の人工歯配列を考えてます。
◆ 治療用義歯の製作
治療用義歯を使って、傷んだ顎粘膜治療、正しい顎の位置へ回復、お口周囲の筋肉や神経の回復などのリハビリテーションを行なっていきます。
◆ 最終義歯の製作
使い慣れてきた治療用義歯を基として、最終義歯の製作を行ないます。最終義歯を製作後、試着していただき不具合などの微調整をします。
◆ メンテナンス
新しい義歯は、慣れるまで少しの間調整期間が必要です。この間で不具合などを確認しながら、完全にフィットするよう微調整を行い仕上げます。
義歯(入れ歯)の種類
義歯(入れ歯)には、歯がまったくない場合に作る“総義歯(総入れ歯)”、歯が数本失った場合に作る“部分床義歯(部分入れ歯)”、補綴物である“ブリッジ”などがあります。
大まかな種類は下記の通りですが、患者さまのご要望などを考えた上で詳細は医院で詳しくご説明いたします。
◆ レジン床総入れ歯(保険診療)
総入れ歯は歯ぐき(顎堤)で支える入れ歯で、歯科用プラスチック(レジン)で作るため若干厚みがあります。
健康保険が適用できるため低コストででき、補強するための金属を入れますので長持ちしますが、厚みが必要になるので違和感を覚えたり食べ物の温度が伝わらないなどの不具合がでる場合もあります。
◆ 金属床総入れ歯(自由診療)
床(しょう=土台)の部分に金属を用いるため、軽量で快適な入れ歯です。
保険のプラスチック(レジン)製の入れ歯は、床の厚みを出すことで強度を確保しますが、金属床義歯は土台の金属が役目を請け負います。
そのため強度を維持しながらも薄いので、違和感も少なくなります。
また金属の高い熱伝導率が食べ物の温度を即座に伝えてくれるので、今までに近い食事の感覚も楽しむことができます。
◆ 部分床義歯(保険診療)
部分入れ歯は周囲の健康な歯に固定する入れ歯(部分床義歯)です。
健康保険の部分入れ歯は、歯科用プラスチック(レジン)でできた床(しょう=土台)の上に人工歯を並べ、それを金属のバネ(クラスプ)で固定します。
保険の入れ歯でも補強するための金属を入れますので長持ちしますが、厚みが必要になるので違和感など不具合がでる場合もあります。
◆ 部分床義歯(自由診療)
健康保険外(自由診療)の部分入れ歯は、保険の入れ歯のような金属製のクラスプではなく、見えにくい樹脂製の白いクラスプを使ったり、クラスプが付いていないもの、柔らかい素材のものなど、様々なタイプのものがあります。